ページ更新: 2005-02-19 (土) (6613日前)
関連: 組み込み/PalmOS ソフト/GPS (2001.03.14作成) Garmin eTrex と Palm (Handspring Visor DX) を繋ぐために、 Mark&Space社の Visor用モデムケーブル「DB-9 Modem Cable DCH-M9」を入手しました。 [編集]eTrexとVisorを繋ぐわけ #ツーリング先でWaypointやルートを入力するのが楽になるので、時間を有効に使えます。 eTrexを入手するまでは出発前に全部の予定を立てていたので、準備に時間がかかりました。 eTrexを手に入れてからは行き先を途中で変更することが多くなりました。そうすると、ツーリング中に次の日の準備をするのでどうしても時間が取りにくいのです。私はたいていソロツーリングですが、テントやユースホステルではたいがい他の人と話したり飲んだりするので、次の日の準備の時間が取れないのです。ツーリングマップルを見ながらeTrexにぽちぽちとWaypointを入れつつ、Waypoint名と地名の対応表をVisorに入れるのはちと時間がかかりすぎるが悩みでした。 これからは、Visorに全部入力して、必要なWaypointとRouteのみをeTrexに流し込めますので、時間が少しは有効に使えるようになるでしょう、たぶん。 [編集]情報源・製品 #[編集]Garmin #Accessory: Data Cable (bare data wires) データーケーブル eTrex用 Palm側は別途入手する必要あり。 [編集]Larry氏のコネクタ #Larry's Garmin GPS connector, plug, for eTrex, geko, 60cs. Purple Data Cables #Purple Data Cables Visor Daa Modem Cable / Visor to Garmin Data Cable かって、Visor-Japan.com のBack Number(2002-4-21〜4-30)に「Garmin製GPS対応ケーブルレポート」があった。(情報提供:Pyah様 2002.06.11) [編集]Mark&Space #Mark/Space, Inc. 現在は製品が見当たらない。(2005-02-19) [編集]DB-9 Modem Cable DCH-M9 #長さは90cmくらいです。ちと長いと思ったので、一通り動作確認した後にD-Subコネクタ(ネジ止め)を分解して、手持ちのD-Subコネクタをハンダ付けし直して、40cm長にしました。 ケーブルはLAN用のCat5ケーブルが使われてます。ケーブル表面に「UTP 4PR 24AWG」「CAT.5e」「PATCH CABLE」の文字があります。 Visorの端子は8個、LAN用UTPケーブルも8本なので、「Visorの端子すべてに結線してあるのでは?」と思ったのですが、違いました。テスターで導通をみたところ、導通がない端子がありました。また、極性もあるようだったので、Visor側のコネクタにはダイオードかIC (SipexかMAXIMのRS232Cドライバか?)が入ってるようです。また、D-Subの中には「1C」と書いてある極性のあるコンデンサが1個入ってました。真面目に信号線を追えばもう少し解るんでしょうが…。 [編集] 2001.08.19 追記 #これらのケーブルは Visor Platinum/Edge で使えないので注意。 (おかげで安くなった Visor Platinum が買えない……Palm OS 3.5系のが欲しかったのにぃ。 Visor Deluxe は eTrex専用にしようかな…) [編集]2001.04.04 追記 #Mark&Space社より Visor <-> Garmin社製GPS直結ケーブル DCH-GA (GPS12など)、DCH-GE (eTrexなど) と、6feet (=20cm) のモデムケーブル DCH-M9-6 が発表されました。 これで、GPilotS や PalGar などの GPS用ソフトもよりユーザーが増えるかな…… [編集]入手方法 #注文は Mark&Space社のWebで行い、支払いはクレジットカードを使いました。 2001.03.07(水) の晩に注文して、2001.03.14(水) に郵便で届きました。 ケーブル価格 $34.95 + 送料 $15.00 = 合計 $49.95 かかりました。 [編集] Visorとの接続 #DCH-M9のコネクタは D-Sub 9ピン オス、eTrex用のケーブルのコネクタは D-Sub 9ピン メスなので、そのまま繋げます。 これを eTrex と Visor Deluxe に繋げると、こうなります。(左の写真) 両方のケーブルを繋ぐと長すぎるので、ケーブルを40cmに切りつめてみました。(右の写真) (なお、Visor には2.0mmφの穴を空けて、携帯電話のストラップを付けてあります) [編集] GPilotS / PalGar の動作確認 #ケーブルを繋いで、Visor側で GPilotS 4.5beta4 や Palgar 1.7.0 でWaypoint/Track/Routeを読み書きたり、MapPilotの天空図を表示させることができました。 [編集] GPilotS / PalGar のホストモード #GPilotS, PalGar のホストモードを試してみました。環境は次のとおり:
いずれの結線でも、GPilotS, PalGar をホストモードにして、Garmap2 で GPS-ID を表示することができました。 よって、結線は問題ないでしょう。 ただし肝心のデータは、結線1. + PalGar + Garmap2 でしか取得できませんでした。 しかも、取得できたのは Waypoint だけで、それも一度取得に失敗すると、GPilotS/PalGarを一度終了させないと、うまくいきません。ホストモードの改良が必要なようです。 [編集]2001.08.18 追記 #Garmap で取得できました。
PalGar/GPilotSのホストモード設定にeTrex以外の機種を選び、Garmap の機種設定も同じ機種を選びます。結線は Mark&Space DCH-M9 + RS232リバースアダプタ、Mark&Space DCH-M9 + Planex URS-03 (USB-シリアルアダプタ)。 |