【貯金ゼロはありえない?】できない人の特徴と今から貯める方法

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貯金ゼロってやっぱりやばいのかな?

若いうちは貯金しなくても大丈夫っていう人もいるけど、貯金って必要なの?

貯金をしたいと思っていても、日々のやりくりに追われて後回しになってしまう方は多いでしょう。実は意外と貯金ゼロの人は多いもの。しかし未来に備えて貯金は必要です。

私は大学時代まで貯金ゼロでしたが、社会人になってから1年で貯金100万円を達成できました。

今回は貯金が必要になる場合と、貯金するための方法について解説します。

貯金ゼロの人は意外と多い

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、20代~30代で金融資産を持たない人の割合は次のようになっています。

単身者世帯二人以上の世帯
20代42.1%35.7%
30代23.9%32.4%

20代で貯金ゼロの割合

20代で金融資産を持たない人の割合は、単身者世帯で42.1%、二人以上の世帯で35.7%でした。このデータから、単身者の約4割は貯金ゼロであることがわかります。

20代の金融資産保有額平均値・中央値

単身者世帯二人以上の世帯
平均値176万円214万円
中央値20万円44万円

平均値を見ると、20代の人たちの多くが200万円程度の貯金を持っているように見えます。しかし平均値は極端に高額な金融資産を持つ人々も含まれており、中央値では二人以上の世帯でも50万円を切っています。平均値ほどの資産を持っている人は意外と少ないことがわかります。

30代で貯金ゼロの割合

30代で金融資産を持たない人の割合は、単身者世帯で23.9%、二人以上の世帯で32.4%でした。30代でも2~3割が貯金ゼロであることがわかります。

30代の金融資産保有額平均値・中央値

単身者世帯二人以上の世帯
平均値494万円526万円
中央値75万円200万円

平均値は単身者世帯、二人以上の世帯ともに500万円前後ですが、中央値を見ると単身者世帯は100万円を切っており、二人以上の世帯でも200万円です。30代でも、平均ほどの資産を持っている人は決して多くありません。

貯金はしなくていい?貯金が必要になる場合

貯金ゼロでも今まで困らなかったという人もいるでしょう。確かにずっと健康に働いていてかつ特別な出費がなければ、貯金がなくても困ることはありません。

しかし貯金はこんなときに必要になります。

  • ライフスタイルを変えるとき
  • 病気・ケガで働けないとき
  • 結婚・出産をするとき

それぞれ解説していきます。

ライフスタイルを変えるとき

まとまったお金が必要になる場合の一つとして、ライフスタイルを変えるタイミングが挙げられます。

たとえば実家を出て一人暮らしを始めようと思ったら、家具や家電を新しく購入する必要がありますし、部屋を借りるために初期費用がかかります。転職して職場が変われば引っ越しが必要になるかもしれません。

今の暮らしが今後ずっと続くとは限らないので、ライフスタイルが変わったときに備えて貯金しておくと安心です。

病気・ケガで働けないとき

健康な状態で働き続けていれば、毎月一定の収入を得られます。

しかし病気やケガにより働けなくなってしまった場合、お金が足りなくなるかもしれません。

会社に勤めていれば傷病手当金や労災が支給されますが、これらの手当は支給されるまで時間がかかります。また傷病手当金を受け取る場合、給与の月額に対して2/3の金額しか受給できません。

病気やケガに備えるためにも、貯金は必要と言えるでしょう。

結婚・出産をするとき

結婚や出産の際にも貯金が必要になります。

結婚式や新婚旅行にはまとまった資金が必要になり、結婚を機に引っ越す場合も初期費用がかかります。出産を予定している場合も、今後の教育にかかる費用を考えると、将来に備えて今から貯金しておくことが必要です。

貯金できない人の特徴

貯金できない人には共通の特徴があります。

  • 収入・支出を把握していない
  • 「貯金がなくてもなんとかなる」と楽観的に考えている
  • お金の優先順位が低い

それぞれ解説します。

収入・支出を把握していない

貯金できない人は、そもそも自分の収入や支出を把握していないことがあります。

「そんなに使っていないはずなのに、給料日前になるとお金がない…」「自分が毎月どれくらいの金額を使っているか把握していない」という方は要注意です。

「貯金がなくてもなんとかなる」と楽観的に考えている

貯金をしていない人の中には、貯金する必要性を感じていない人もいるでしょう。確かに毎月安定した収入を得ていれば、貯金がなくても問題なく生活できます。

しかし万が一働けなくなったときや臨時でお金が必要になったとき、貯金がなければ途端にやりくりに困ってしまうでしょう。

お金を借りるという選択もありますが、利息が付くため余計に費用がかかってしまいます。

お金の優先順位が低い

お金よりも経験を大事にしたいという方もいるかもしれません。

旅行や趣味にお金を使うことで、かけがえのない経験を得られます。スキルアップのためには自己投資として本や資格試験、教材にお金を使うことも必要でしょう。

しかし、お金は使うだけでなくリスクや将来に備える役割も持っています。「使う」、「備える」のバランスをとってお金を使えることが重要です。

これから貯金する方法

今は貯金ゼロでも、これからコツコツ貯金したいと思っている方も多いでしょう。一から貯金するのは大変ですが、貯金する習慣を一度身につけてしまえば自然と貯まります。これから貯金するために実践したい方法は次の3点です。

  • 目標金額を決める
  • 収入と支出を明確にする
  • 支出を抑えるならまずは固定費の見直しを

それぞれ解説していきます。

目標金額を決める

漫然と「余ったら貯めよう」という意識でいると、貯金がつい後回しになってしまいます。最初に目標金額と達成する時期を決めましょう。

大きな金額だと達成するまでに時間がかかるので、最初は10万円、次に20万円…とスモールステップで目標を決めておくと達成感を得られます。

収入と支出を記録する

収入、支出の金額がわからなければ、貯金しようにも具体的に何をすればいいのかわかりません。まずは毎月の収入、支出をクリアにしてから改善点を考えましょう。

普段大きな買い物をしていないと思っても、記録してみると頻繁にコンビニで買い物をしているせいで余計な出費が重なっていた…という場合も。

貯金するためには、まず現状を振り返ることが大事です。

支出を抑えるならまずは固定費の見直しを

貯金するためには収入を増やすか、支出を減らす必要があります。

支出を減らすには余計な出費を見直す必要がありますが、その際は食費や日用品費といった変動費よりも、スマホ代やサブスク代などの固定費を見直した方が効率良く支出を抑えられます。格安SIMへの乗り換えや使っていないサブスクの解約により、月々の固定費を減らしましょう。

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