【ネット銀行】やめた方がいいって本当?危険性やメリットを解説

銀行口座といえば、開設する際は窓口へ来店して手続きを行い、通帳やキャッシュカードを所有するというのが当たり前でした。

しかし、最近ではインターネット上でほとんどの手続きが完結できる「ネット銀行」を利用する人も増えてきています。

興味がありながらも「ネット銀行はやめた方がいい」「ネット銀行は危険」などの意見もあるため、開設を迷っている方も多いのではないでしょうか。

本記事ではネット銀行とはどんな銀行なのかという基本から、ネット銀行のメリット・デメリットについて初心者の方にもわかりやすいよう解説していきます。

ネット銀行の利用をはじめてみようかなと考えている方は参考にしてみてくださいね。

おすすめのネット銀行の紹介も行いますので、ぜひ最後までご覧ください。

ネット銀行とインターネットバンキングの違いは?

「ネット銀行」「インターネットバンキング」という言葉をよく耳にすると思います。

「言い方が違うだけで同じ物でしょ?」

そう思っている方も多くいらっしゃるかもしれませんね。

実は、ネット銀行とインターネットバンキングは全く別物なのです。

まずはネット銀行とインターネットバンキングについてそれぞれ詳しく解説していきます。

・ネット銀行とは?
・インターネットバンキングとは?

それぞれの内容を把握して、自分が利用したいサービスはどちらなのか判断する際の参考にしてみてください。

ネット銀行とは?

「ネット銀行」は、銀行そのものがインターネット上にあるため基本的に実店舗がない銀行のことを指します。

インターネットに接続していればいつでも利用が可能です。

通帳はなく銀行のwebサイトやアプリで入出金履歴や残高の確認、振込など全ての手続きを行います。

キャッシュカードは開設手続き後に郵送で登録した住所へ届くので、現金の入出金方法は通常の銀行と変わりありません。

ネット銀行のほとんどが、自行のATMがないため提携している他の銀行やコンビニATMを利用することになります。

インターネットバンキングとは

「インターネットバンキング」「オンラインバンキング」と呼ばれることもある、都市銀行や地方銀行など実店舗のある銀行が提供するサービスの一つです。

来店や郵送で口座の開設をした後に、インターネットバンキングの登録を行う事で利用が可能となります。

インターネットバンキングでは、通常窓口やATMで行っている残高照会や振込、各種変更手続きなどを行うことができます。

店頭窓口、ATMと並行して利用できるので、万が一インターネットバンキングで手続きがうまくいかなかった場合に、窓口やATMで手続きを行えるのでインターネットの利用に不慣れな方でも安心です。

ネット銀行の利用をやめた方がいい理由5選

ネット銀行とはインターネットに接続していればいつでも利用が可能と紹介しましたが、利用するにあたって注意点もあります。

本章では、以下5つのネット銀行の利用をやめた方がいい理由を紹介します。

・ネットの利用に慣れている必要がある
・窓口で手続きができない
・ネットワーク障害やメンテナンス時に利用できない
・セキュリティ面で不安がある
・手続きにはIDやPWが必要になる

ネット銀行の利用を検討する際に知っておくべき内容ですので、それぞれ詳しく解説していきます。

ネットの利用に慣れている必要がある

ネット銀行はほとんどの手続きがオンライン上で行われるため、インターネットの利用に慣れていない方には難しく感じるかもしれません。

口座開設の手続きも各銀行の公式サイトやアプリで行います。

氏名・住所・メールアドレスなどの必要事項の入力、本人確認書類のアップロードが必要となりますので不慣れな方には煩わしく感じるでしょう。

特に高齢の方は操作に戸惑うことが予想されるので、家族など身近な方のサポートが必要になる可能性があります。

窓口で手続きができない

ほとんどのネット銀行は実店舗がない為、窓口での手続きができません。

ネット銀行を利用する際に疑問が生じた場合は、コールセンターに電話をするか、自分でインターネット上で調べて解決しなければなりません。

webサイトやアプリの利用方法であれば簡単に解決出来るものがほとんどですが、資産運用に関する相談など、専門的な知識が必要な商品について対面で相談できない点に不安を感じる可能性が高いです。

ネットワーク障害やメンテナンス時に利用できない

ネット銀行はオンライン上でのサービスが主となるため、定期的にメンテナンスが入ります。

メンテナンス中はサービスの利用が停止されるため、事前にメンテナンスのスケジュールを確認しておく必要があります。

また、突然ネットワーク障害が起きる可能性も考えられます

障害が解消されるまでサービスの利用ができない時間が続きますので、支払いや振込などの手続きはスケジュールに余裕を持って置きましょう。

緊急の取引が必要な場合に備えて別の手段を用意しておく事も必要です。

セキュリティ面で不安がある

オンライン上の取引となるため、セキュリティ面での不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ネット銀行自体は高度なセキュリティを導入していますが、利用者側のセキュリティ対策も必要です。

ウイルス感染や危険なURLへの遷移を検知して警告してくれる、セキュリティソフトの導入などがおすすめです。

手続きにはIDやPWが必要になる

ネット銀行の利用には複数のIDやパスワードが必要になります。

・ログインID・パスワード
・取引時パスワード
・キャッシュカード用暗証番号

これらの情報を忘れてしまうと、再発行が必要となり手続き完了まで口座の利用自体ができなくなってしまいます。

忘れてしまうとこまるからと覚えやすいパスワードにしたり、一つのパスワードを使いまわしたりすると、悪用されるリスクが高くなります。

悪用を防ぐためには、定期的に確認や変更が必要なため、IDやパスワードの管理を手間に感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ネット銀行のメリット4選

ネット銀行を利用する際にはメリットも多くあります。

本章では特に注目すべき以下の4つのメリットを紹介します。

・全国どこでも開設可能
・取引がインターネット上で完結できる
・手数料が抑えられる
・金利が高め

ただ便利になるだけでなく、提携ポイント還元などお得になることもあります。

それぞれ詳しく解説していきますので、ネット銀行の利用を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

全国どこでも開設可能

ネット銀行はオンライン上での手続きが主となるので、インターネットに接続さえできれば場所を選ばず全国どこからでも開設が可能です。

利用可能なATMもゆうちょ銀行やコンビニのATMなど全国各地にあるので地域に縛られることなく利用できるのが魅力です。

取引がインターネット上で完結できる

ネット銀行は店舗へ出向く必要がなく、スマートフォンやパソコンを使ってインターネット上でほぼすべての取引が完結できます。

時間や場所を選ばずに取引ができるのは最大のメリットですので、平日に銀行窓口へ行く時間をとれない方や、近くに店舗がなく移動時間や交通費などコストがかかるという方におすすめです。

手数料が抑えられる

ネット銀行は実店舗を持たないため、店舗維持費や人件費といった運営コストが抑えられます。

そのため、ATM利用手数料や振込手数料が安く設定されていることが多く、条件によって月数回無料になることもあります。

ひと月に複数回取引を行う方にとっては大きなメリットとなります。

金利が高め

ネット銀行は、金利が高めに設定されていることが多く、貯蓄に適しています。

各銀行ごとに異なりますが、一般的な銀行よりもネット銀行の金利のほうが10倍ほど高いことがほとんどです。

定期預金や積み立て預金などは特に金利が高い傾向にありますので、貯蓄専用口座としての利用にも向いています。

おすすめのネット銀行3選

現在ネット銀行は数多くあり、どのネット銀行を開設しようか迷ってしまいますよね。

本章では筆者が実際に利用してみた以下の3つのおすすめネット銀行を紹介します。

・楽天銀行
・SBI新生銀行
・ソニー銀行

それぞれの銀行の特徴も詳しく解説していきますので、これから開設する際の参考にしてみてください。

ご自身の利用目的に合った銀行を選んでくださいね。

楽天銀行

楽天グループが運営していて、楽天経済圏で生活している方には必須のネット銀行です。

そのため、預金口座数1400万件を突破した最も利用者数が多いネット銀行となっています。

「楽天市場」や「楽天証券」など、他の楽天サービスと連携することでATM利用手数料や振込手数料が無料になったり、金利の上乗せやポイント還元率アップなどメリットが多くあります。

【公式】楽天銀行

SBI新生銀行

SBIグループが運営するネット銀行です。

2023年4月に始まった、SBI新生銀行とSBI証券の口座を連携させる「SBI新生コネクト」というサービスを利用すると、振込手数料が月50回まで無料になったり普通預金の金利が10倍にアップするなどお得な特典が多くあります。

また、代表口座とは別に「目的別口座」を最大10個まで作ることが出来る点もSBI新生銀行の特徴の一つです。

目的別口座は自分で口座名を付けることが可能で目標金額や期日を設定し達成状況を確認することができます。

「マイカー貯金」や「ハワイ貯金」など目的ごとに貯蓄できて、直接引き出すことができないため、うっかり使ってしまったということを防げます。

【公式】SBI新生銀行

ソニー銀行

ソニーグループが運営するネット銀行です。

無条件でATM手数料が月4回まで無料、振込手数料は月2回まで無料なため日常生活で便利に利用出来ます。

また、外貨預金などの外国為替に関するサービスが充実しており、外貨取引を行う方におすすめです。

特に旅行や仕事で海外に行く人にとって便利なのが、キャッシュカードとVisaデビットが1枚になった「Sony Bank WALLET」です。

国内での通常のキャッシュカード利用に加え海外ATMでの現地通貨の引き出しやお買い物で利用が可能です。

通常、クレジットカードで海外ショッピングを行うと事務手数料がかかりますが、「Sony Bank WALLET」なら対象通貨で決済した場合は事務手数料が無料ですのでかなりお得です。

【公式】ソニー銀行

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