大手メガバンクのみずほ銀行。
みずほ銀行の口座を持っている人もたくさんいますよね。
ただ、みずほ銀行には「潰れる」「やばい」といったうわさがあるのはご存じですか?
なぜみずほ銀行が潰れていると言われているのか、その真相を調査しました!
みずほ銀行はどんな銀行?いつできた?
みずほ銀行はみずほフィナンシャルグループ傘下の都市銀行です。
全ての都道府県にあるんですよ。
第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行がみずほ銀行の前身です。
2000年にみずほホールディングスを設立し、3銀行が子会社になりました。
旧みずほ銀行になったのは2002年。
第一勧業銀行が存続銀行で、みずほ統合準備銀行と合併して、富士銀行のコンシューマーバンキング業務を承継した形です。
グループ再編で、2005年にみずほフィナンシャルグループの子会社になりました。
現在の形になったのは2013年。
みずほコーポレート銀行が旧みずほ銀行を吸収合併して、新みずほ銀行となったのです。
みずほ銀行が潰れると言われている理由は?
みずほ銀行が潰れると言われている理由は何なのでしょうか?
みずほ銀行の口座を持っている人は特に気になりますよね。
今回4つの理由について調べました。
- 度重なるシステムトラブル
- 問題を隠ぺいする思考
- まさか!他行を推奨?
- みずほ銀行 解約ラッシュ
1つずつ詳細を見ていきましょう。
度重なるシステムトラブル
みずほ銀行のATMの不具合で困った経験がある人は多いのではないでしょうか。
必要な時に手続きができないと困りますよね。
2021年2月から1年間のトラブルの回数は驚くことに11回。
トラブルを受け、金融庁からは業務改善命令を2回、財務省からは是正措置命令を受けています。
一度でも困るATMのトラブルがたった1年の間に11回も起こるなんて、驚きを通り越して呆れてしまいますよね。
顧客の信用を失う大きな原因でしょう。
問題を隠ぺいする思考
みずほ銀行はトラブルの原因を表面的にしか解決せず、問題の根本を放置する傾向にあると言われています。
2021年に大規模なATM障害がありましたが、2018年にも同じようなトラブルがありました。
カードや通帳が1500件以上取り込まれるトラブルで、顧客からクレームがあったものの、平日で行員が対応できたため表面化しなかったのです。
結局ATM改修もせず、金融当局にも詳細報告をしませんでした。
この時ATM改修などの対策を取っていれば2021年の大きなトラブルは避けられたのでは。
問題を大きなことと捉えず隠ぺいしてしまう思考は信頼できませんよね。
まさか!他行を推奨?
2021年にみずほ銀行は法人顧客に驚くべき内容のメールを送っていました。
その内容とは、他行の利用を検討するよう促すもの。
ライバルの金融機関を推奨するとは、通常では考えられないですよね。
もし自分にこんな内容のメールが届いたら、「みずほ銀行は大丈夫なのかな」と心配になります。
みずほ銀行 解約ラッシュ
既述の通り、頻発するATMトラブルにより利用者から、解約したいという声が多数上がりました。
実際どれくらいの人が解約したかは不明ですが、類まれなる解約ラッシュが起こったと言えるでしょう。
みずほ銀行 潰れる 可能性はある?
みずほ銀行が潰れると言われている理由を挙げましたが、実際にみずほ銀行が潰れる可能性はあるのでしょうか?
みずほ銀行は潰れない
結論から言うとみずほ銀行は簡単には潰れないでしょう。
理由としては以下の3点が挙げられます。
- 金融庁と日本銀行の支え
- 株価の安定
- 利用可能なATMの多さと便利なキャッシュレス決済
1つずつ見ていきましょう。
金融庁と日本銀行の支え
大手メガ銀行が潰れるとなると、日本の経済にも大きな影響が!
そのため、2021年の大規模なシステム障害を起こしてから、金融庁がみずほ銀行に業務改善命令を下しました。
金融庁の管理下にみずほ銀行のシステムを置いたということですね。
新システムの問題解決のため、日本銀行にも応援要請をしました。
金融庁と日本銀行の支えがあればかなり心強いですよね。
株価の安定
みずほ銀行はみずほフィナンシャルグループに属しています。
そしてそのみずほフィナンシャルグループの株価は順調に上がってきていて株価は安定していると言えるでしょう。
利用可能なATMの多さと便利なキャッシュレス決済
利用可能なATMが多いことはメリット以外の何物でもありません。
メガバンクであるみずほ銀行のATMはコンビニや駅などどこにでもあって突然入出金が必要になっても困らないですよね。
また、キャッシュレス決済の数が多いのも魅力です。
利用できるキャッシュレス決済はこちら。
- みずほWallet
- PayPay
- LINEPay
- J-Coin Pay
- d払い
- メルペイ
- au PAY
- FamiPay
- 楽天Edyシュレス
みずほ銀行と韓国との関係性は?
みずほ銀行と韓国はどのような関係性があるのでしょうか?
実は韓国と関係性が強いと言われているみずほ銀行。
理由は何なのか。
今回は下記について調べてみました。
- 韓国への海外貸付率が高い
- 今後は貸付率が下がるかも
1つずつ確認しましょう。
韓国への海外貸付率が高い
三菱東京銀行と三井住友銀行は韓国に海外融資の金額全体の1%を融資しています。
比べてみずほ銀行の韓国への貸付は3%。
このことから「親韓」と言われています。
今後は貸付率が下がるかも
親韓と言われているみずほ銀行ですが、近年は融資分をどんどん回収しているんですよ。
背景は、韓国の多大な債務です。
韓国はドル建て債務が多いのですが、現在のようにアメリカドルの長期金利が上昇することでウォン安が起こります。
韓国の金融機関などが債務不履行を起こすかもしれないことを見越して、融資額を減らしているのでしょう。
みずほ銀行の今後
色々とトラブルのあったみずほ銀行ですが、今後はどうなるのでしょうか?
みずほ銀行はそのあり方を「来るべき時代において、お客さまから今まで以上に必要とされ頼りにされる、より協力で強靭な金融グループ」としています。
引用:みずほ銀行5ヵ年経営計画
その実現のために掲げられた5ヵ年経営計画。
詳しくみていきましょう。
5ヵ年経営計画
2019〜2023年度を5ヵ年経営計画として設けています。
従来の金融の枠を超えて新たな価値を提供する企業であるべく、「3つの構造計画」の実行を図っていくとしているんですよ。
3つの構造①ビジネス構造の改革
グループの連携を強めて、収益拡大を進めていくとしています。
海外では米州で引き続き収益基盤を拡げるとともに、銀行・証券一体モデルをアジアに展開していくようです。
3つの構造②財務構造の改革
効率がさらに高くて安定的な収益確保が可能な、事業ポートフォリオの転換に取り組んでいます。
具体的には資本政策基本方針・株主還元方針の改定です。
3つの構造③経営基盤構造の改革
2021年4月には「みずほリサーチ&テクノロジーズ」を発足しました。
知と技の専門家集団です。
また新しい人事戦略として、職系区分を排除し、社員すべてに幅広く活躍できる機会を提供可能にしました。
参考:みずほ銀行5ヵ年経営計画
顧客だけでなく働く社員にとっても魅力的な銀行になるであろうみずほ銀行の今後に期待ですね。
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