「三井住友銀行を使っているけど大丈夫?」
「三井住友銀行をこれから使おうか迷っている」
こんな人に向けて、今回は三井住友銀行の経営状況と銀行のメリット・デメリットについて解説します。現在三井住友銀行を使っていて心配な方や、これから三井住友銀行に口座を作ろうと思っている方はぜひ最後までお読みください!
三井住友銀行はやばい?信頼性は?
まずは三井住友銀行の信頼性について解説します。
銀行の信頼性については、銀行の信用格付けが参考になります。
銀行の信用格付けとは、投資家や預金者に対して銀行の信用力や安定性に関する情報を提供するための指標です。銀行の財務健全性、リスク管理、経営陣の能力などの評価を基に格付けが行われます。AAA~Hまでのランクがあり、格付けのランクが高いほど銀行の信頼性が高いことがわかります。
三井住友銀行の信用格付けは次の通りです。
長期 | 見通し | 短期 | |
Moody’s | A1 | 安定的 | P-1 |
S&P | A | 安定的 | A-1 |
Fitch | A- | 安定的 | F1 |
R&I | AA- | ポジティブ | a-1+ |
JCR | AA | 安定的 | J-1+ |
A1-A3は、「債務履行の確実性が非常に高く、与信管理上の安全性が非常に優れた水準にある先」と定義されています。全ての格付けでA以上の評価を得ていることから、三井住友銀行は信頼性が高い銀行であることがわかります。
参考:みずほFG:拡大図(債務者格付と自己査定の債務者区分、銀行法及び再生法に基づく債権の債権区分の関係)
三井住友銀行が潰れる可能性
三井住友銀行は三大メガバンクの一つなので、潰れる可能性は低いと考えていいでしょう。信用格付けを見ても見通しが「安定的」~「ポジティブ」と評価されているように、信頼性が高い銀行であることもわかります。
また、万が一金融機関が破綻するようなことがあっても、預金は預金保険制度により元本1,000万円まで保護されています。銀行の破綻を恐れて現金を家に保管するよりも、銀行に預金した方が安全と言えるでしょう。
三井住友銀行を利用するメリット
三井住友銀行のメリットは次の通りです。三井住友銀行にはOliveアカウントやSMBCポイントパックなどさまざまなサービスがあり、お金の管理に役立ちます。
- コンビニ手数料の無料優待制度が使いやすい
- 三菱UFJ銀行のATMでも使える
- 全国にATM、支店がある
- Oliveアカウントを作ればお金をまとめて管理できる
それぞれ解説していきます。
コンビニ手数料の無料優待制度が使いやすい
コンビニATMを利用する場合、一般的には手数料がかかってしまいます。しかし三井住友銀行のOliveアカウントやSMBCポイントパックを利用すると、コンビニ手数料を月1~3回まで無料にできます。
OliveアカウントとSMBCポイントパックのそれぞれについて、手数料が無料になる条件を解説します。
①Oliveアカウント
Oliveアカウントとは、以下のサービスを申し込むと各種特典が利用できるパッケージサービスです。
- Oliveフレキシブルペイ
- SMBC ID
- SMBCダイレクト
- 残高別金利型普通預金または普通預金
- Web通帳(通帳不発行方式)
Oliveアカウントを作成して「コンビニATM手数料無料」の優待を選択すると、コンビニATMの手数料が月1回まで無料になります。
②SMBCポイントパック
SMBCポイントパックで一定の条件を満たすと、コンビニATMが月1~3回まで無料になります。
SMBCポイントパックで手数料を無料にするための条件は次の通りです。
条件 | 手数料が無料になる回数 |
|
月3回まで無料 |
|
月2回まで無料 |
|
月1回まで無料 |
詳しくはSMBCポイントパック : 三井住友銀行を確認してください。
三菱UFJ銀行のATMでも使える
三井住友銀行の口座を利用している場合、三井住友銀行のATMだけでなく三菱UFJ銀行のATMも利用できます。三菱UFJ銀行のATMを利用する場合も平日の8:45~18:00であれば手数料は無料です。それ以外の時間に利用する場合は時間外手数料が110円かかりますが、次の条件を満たせば無料になります。
- Oliveアカウントを契約する
- SMBCポイントパックで所定の条件を満たす
- 個人の口座で入金・振込を行う
三井住友銀行、三菱UFJ銀行のATMは全国にあります。どちらも利用できるのは便利ですよね。
全国にATM、支店がある
三井住友銀行の国内本支店数は455ヵ所、有人ATMは413台、無人ATMは218台あります(2020年2月末時点)。全国各地に三井住友銀行のATMや支店があるので、転勤や引っ越しがあっても三井住友銀行の口座を引き続き利用できます。
Oliveアカウントを作ればお金をまとめて管理できる
Oliveアカウントは、2023年3月からスタートした金融サービスです。Oliveアカウントを登録すれば、三井住友銀行の口座、クレジット、デビット、ポイント払いを1つのアプリでまとめて管理できます。銀行口座だけでなく保険・証券まで一元で管理できるので、お金の管理を楽にしたい方にはおすすめのサービスです。
参考:Olive|キャッシュレスが見える、まとまる、使い分ける。 – 三井住友銀行
三井住友銀行を利用するデメリット
三井住友銀行を利用する場合、以下の3点に注意が必要です。
- 預金金利が高くない
- 振込手数料は無料にならない
- 紙の通帳に手数料がかかる
それぞれ解説していきます。
預金金利が高くない
三井住友銀行における普通預金の金利は0.001%です。金利を比較すると、決して他の銀行より高くはありません。一部のネット銀行では金利が0.2%になる場合もありますので、金利で選びたい場合は注意が必要です。
振込手数料は無料にならない
三井住友銀行の口座から他行あてに振り込む場合、原則として手数料がかかります。ネット銀行など他の銀行と比べると、手数料を優遇する制度は多くありません。
ただしSMBCダイレクトやOliveアカウントを利用すると、手数料を無料にできる場合があります。
他行あての手数料
3万円未満 | 3万円以上 | |
SMBCダイレクト
|
165円
Oliveアカウントの場合は無料 |
330円
Oliveアカウントの場合は無料 |
ATM(当行のキャッシュカード) | 165円 | 330円 |
ATM(現金) | 385円 | 550円 |
窓口 | 605円 | 770円 |
定額自動送金《きちんと振込》 | 385円
Oliveアカウントの場合は無料 |
550円
Oliveアカウントの場合は無料 |
紙の通帳に手数料がかかる
三井住友銀行では、紙の通帳を使用していると毎年550円の手数料がかかります。紙の通帳を使いたい方はゆうちょ銀行など、他の銀行を利用した方がお得でしょう。
まとめ
今回は三井住友銀行の信頼性やメリット・デメリットについて解説しました。
三井住友銀行はどこに住んでいてもアクセスが良く、賢く使えば手数料も節約できます。
三井住友銀行に口座を作るか悩んでいる方は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
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