メルカードとは、日本最大のフリマアプリ「メルカリ」が発行するクレジットカードです。年会費無料、メルカリの利用によってポイント還元率がアップするなどメリットも多く、サービス開始から約9ヵ月で発行枚数は150万枚を突破しました。
しかし「メルカード」と検索すると「炎上」「やばい」といった、不安に感じる言葉も表示されます。クレジットカードはお金に関係するので、大丈夫か心配になりますよね。
そこで本記事では、メルカードの炎上とは何か、やばいことがあるのかを調べました。メルカードが炎上した理由や、利用するメリットとデメリットについて、気になる方はぜひ参考にしてください。
メルカードとは?
日本最大のフリマアプリ「メルカリ」が発行する、すべてのJCB加盟店で使えるクレジットカードです。
メルカリでの出品や購入といった行動により、ポイント還元率が最大4%もアップします。もちろん他のクレジットカードと同様に、全国のお店やオンラインショップでの買い物でも、1%のポイント還元が受けられます。
申し込みや利用設定、通知の受け取りなどの手続きが全てアプリ内で完結する手軽さが魅力のカードです。
メルカードが炎上とウワサされる理由
メルカードで検索すると「炎上」「やばい」と表示されますが、実はクレジットカードのメルカードが原因のトラブルではありません。にもかかわらず、炎上とウワサをされる原因は主に2つあります。
- カードショップのメルカードが炎上した
- メルカリ本人確認の炎上と混同されている
それぞれを詳しく見ていきましょう。
カードショップのメルカードが炎上した
2019年、秋葉原にあるカードショップ「メルカード」が、カードの傷を隠して販売した、というトラブルがありました。結果的に、ネット上ではこの話題について書き込む人が多く「メルカード 炎上 やばい」と表示されることに。
「メルカード」で検索した際に表示される「炎上」「やばい」という関連語は、このカードショップの炎上が原因だったのです。つまり「メルカリのメルカードと炎上は無関係であり誤解」といえます。
メルカードで検索した際に表示される、オリパ(ショップオリジナルのパック)、flat(カードショップ名)といった関連語も、クレジットカードではなくカードショップの話題です。
メルカリ売上金失効の炎上と混同されている
メルカリでは2018年、本人確認を理由に利用制限をかけられるというトラブルが相次ぎ炎上しました。本人確認に時間がかかってしまい、利用制限のため売上金の振込申請ができずに失効してしまったのです。
その後「トラブルによって失効した売上金は返還される」と、メルカリから公式に発表があり炎上は収束します。この売上金失効の炎上が原因で、現在でもメルカリの検索をすると「炎上」が表示される、という理由です。
現在は解決している問題であること、メルカードとは無関係であることから「メルカリのメルカードは炎上していない」と言えます。
メルカードの特徴とメリット4選
ここからは、メルカードの特徴やどんなメリットがあるか、について解説していきます。
- アプリから簡単に申し込みができる
- ポイント還元率が最大4%、毎月8日はプラス8%
- 支払い方法やタイミングが柔軟に選べる
- 不正利用を防止する安心のシステム
それぞれを詳しく見ていきましょう。
アプリから簡単に申し込みができる
メルカリアプリでの本人確認が完了していれば、最短2分でメルカードの申し込みが完了します。カードは申し込み後速い場合4日で届き、アプリから有効化することで使用が可能になるシステムです。そのため普通郵便でポストに届くので、受け取りが不要なのも簡単ですね。
ポイント還元率が最大4%、毎月8日はプラス8%
メルカードのポイント還元率は、メルカリの利用に応じて最大4%、メルカリ以外のお店やネットショップでは1%です。さらに毎月8日は、なんとプラス8%にアップ!他にも、入会時や期間によって半額分のポイント還元などのキャンペーンが行われています。
支払い方法やタイミングが柔軟に選べる
メルカードは、支払方法を以下の3つから自由に選ぶことができます。どの支払い方法でも「メルペイ残高」「メルカリポイント」を使えるのが最大の特徴です。
- 自動引き落とし
- チャージして支払う
- コンビニ払い(手数料有料)
また支払い期間は「利用月の翌月1日から末日まで」ですが、「残高」か「ポイント」があれば購入後すぐでも支払いを行えます。さらに支払いたい商品だけを選んで決済することも可能なので、例えば「特定の商品だけメルペイ残高を使用し、残りは翌月に自動引き落とし」といった使い方もできます。
不正利用を防止する安心のシステム
カードはナンバーレスのため、人に番号を見られて悪用される心配がありません。また利用した際にリアルタイムでアプリに通知が届くシステムなので、万が一不正利用されてもすぐに気づけます。さらにカードを紛失してしまった場合でも、アプリから利用を停止することができるので安全です。
メルカードの注意点やデメリット3選
メルカードの注意点やデメリットは以下の3点でした。
- ポイントの上限や有効期限が異なる
- 定額払いは手数料がかかる
- 海外旅行には向かない
それぞれを詳しく見ていきましょう。
ポイントの上限や有効期限が異なる
メルカード利用でもらえるポイントには、買い物先によって上限や有効期限が異なります。例えば、メルカリでの買い物によってもらえるポイントは半年ごとに3万ポイントが上限ですが、メルカリ以外での買い物に還元上限はありません。またどちらも有効期限は1年間です。
一方、毎月8日のプラス8%は上限が300ポイント、さらに有効期限は60日です。他にもキャンペーンによってもらえるポイントの上限や有効期限が違います。支払いにはポイントが優先的に使用されますが、せっかくもらったポイントが失効しないよう注意が必要です。
定額払いは手数料がかかる
メルカードには支払いを翌月以降に分割して支払える「定額払い」があります。高額な支払いを分割できて便利な反面、定額払いは返済が終わるまで毎月15%の手数料が発生します。還元率の4%と比較しても高い割合なため、基本的には手数料が無料の「翌月払い」の利用がオススメです。
ただしこの手数料は、アプリ上でシミュレーションできる親切設計。支払額と返済にかかる期間によって手数料がいくらか確認できるため、困った時には利用を検討しても良いですね。
海外旅行には向かない
メルカードはJCBブランドのクレジットカードです。JCB加盟店は約3,500万店と充実していますが、海外の加盟店が他ブランドよりも少ないという注意点があります。また海外旅行の傷害保険もついていないため、海外での利用を目的に発行するには向かない、と言えます。
ただしハワイなど日本人観光客の多い地域では使えるお店も多く、全く使えないというわけではありません。海外の国や地域によっては、メルカードでのお買い物を十分楽しめます。
メルカードに関するよくある質問
利用者から多く寄せられるメルカードの質問を以下のとおりまとめました。
- メルカードはどのような配送方法で届く?
- メルカードを不正に利用されたらどうする?
- メルカードでキャッシングはできるの?
- メルカードで買い物をした際の支払回数は何回まで?
メルカードは、一般的なクレジットカードよりも機能制限が多く、取り扱いには注意が必要です。
また、カードの不正利用に関する情報も多数聞かれるため、万一被害に遭った場合は本記事で紹介している対策をすみやかにおこなってください。
メルカードはどのような配送方法で届く?
メルカードは申し込み完了後、指定された住所に「普通郵便」にて郵送されます。
カードの審査に通過しなかった場合は、メルカリアプリや登録メールアドレス宛に案内が届きます。
審査に通過したにも関わらずメルカードが届かない場合は、メルカリ公式サイトの「お問い合わせはこちら」から問い合わせてください。
メルカードを不正に利用されたらどうする?
メルカードの不正利用ならびに見覚えのない督促が届いた場合は、以下の会員登録情報を添えてメルカリ公式サイトの「お問い合わせはこちら」から連絡しましょう。
- ご登録の氏名
- ニックネーム
- 住所
- 生年月日
- メールアドレス
- 携帯電話番号
- ご利用の端末
- 金銭被害を受けた場合は、該当の取引あるいは金額と発生日時
※必要に応じて、追加情報を頂戴する場合もございます
引用:メルカリ|ヘルプセンター
メルカードでキャッシングはできるの?
メルカードにキャッシング機能は付帯していません。ショッピング利用のみ可能です。
メルカードで買い物をした際の支払回数は何回まで?
メルカードの利用による支払い回数は、原則「1回払い」のみです。分割払いやボーナス払いはできません。
月ごとに分けた支払いを希望する際は、1回払いで清算した後にアプリ内で「定額払い」へ変更しましょう。
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