三井住友カードから届いたメールが、フィッシングメール(迷惑メール、スパムメール、詐欺メール)だったかもしれない、という経験はありませんか。フィッシングメールは個人情報を盗む目的の詐欺であり、メールを開かずに削除するよう推奨されています。しかしメールには「重要」など急を要するタイトルが多く、「うっかり開いてしまった!」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では「フィッシングメールを開いてしまった時の対処法」について詳しく説明します。『【重要なお知らせ】三井住友カードご利用確認のお願い』は偽メール
フィッシングメールは本物そっくりなため『【重要なお知らせ】三井住友カードご利用確認のお願い』というタイトルでも、偽物のフィッシングメールであった、という事例が確認されています。件名に「緊急」「警告」「重要」という言葉があっても、慌ててメールを開かないようにしましょう。三井住友カードの公式サイトでは、実際に確認された偽メールの事例がいくつか掲載されています。三井住友カード:不審メール・サイトの事例(ページ中ほど)また「お客様情報の確認」として個人情報を入力させるメールもありますが、それもフィッシングメールです。三井住友カードがメールやSMSで、クレジットカード番号や有効期限、口座番号、IDやパスワードを確認することはありません。 引用元:三井住友カード
偽メールは削除し、開かないようにしましょう。三井住友カードを装う偽メールの見分け方
三井住友カードを装った偽(詐欺)メールは、近年増加しています。 偽メールは、消費者を騙してカード情報や個人情報を盗む目的で送信されるため、注意が必要です。 ここでは、偽メールに見られる4つの特徴と事例についてまとめました。
- 送信元のメールアドレスが不自然になっている
- 送り先の名称・ハンドルネームが記されていない
- メール内に記載されたURLとリンク先のアドレスが違う
- 三井住友カードと関連性のない企業名が記載されている
悪質な偽メールを見分けるための対策として参考にしてみてください。
送信元のメールアドレスが不自然になっている
偽メールには、送信元のメールアドレスが公式のものとは異なる、または不自然な文字列になっていることが多く、注意が必要です。 三井住友カードの公式メールアドレスは「info@smccard.co.jp」のように、会社・サービス名が自然な文字列で使用されています。
一方、偽メールでは、以下ののように公式のドメインとは異なるものや、余計な数字・記号が含まれていることが多くみられます。- smccard12345@gmail.com
- info@smc-card.jp
送り先の名称・ハンドルネームが記されていない
正規の三井住友カードからのメールでは、利用者の個人名やハンドルネームが記載されています。 しかし、
偽メールでは「お客様」や「三井住友カード利用者様」など、個人を特定しない呼びかけをされることがほとんどです。 このほか「三井住友カード利用者様への重要なお知らせ」など、個人名の代わりに件名のような記載が見られるメールにも注意が必要です。
メール内に記載されたURLとリンク先のアドレスが違う
偽メールの中には、リンクのクリックを促すものがほとんどです。 しかし、
文中に記載されたURLとアクセス先のサイトアドレスが異なることがあります。 (例) メールのアドレス/smccard.co.jp/login→アクセス先のアドレス/smc-card-login123.com 上記のような事例は、個人情報を盗み取るためのフィッシング詐欺に使用される手口です。 大切な個人情報を守るためにも、ダイレクトメールではなく、ブラウザまたは公式アプリから三井住友カードの会員サイトへアクセスしましょう。
三井住友カードと関連性のない企業名が記載されている
偽メールでは、三井住友カードとは関連性のない企業名やサービス名が記載されていることがあります。 例えば「三井住友カードと提携しているXYZ銀行からのお知らせ」といった、
明らかに不自然な企業名が記載されている場合は注意してください。
三井住友カードの不審なメールを開いてしまったけど大丈夫?
三井住友カードをかたった迷惑メールの目的は、クレジットカードのIDやパスワードを盗み出す「フィッシング詐欺」です。メールに記載されたURLから偽のWebサイトへ誘導することで、個人情報を入力させようとします。そのためメールを開いただけでは情報は盗まれておらず、基本的には問題ない、と言えます。しかしまれにウイルスが仕込まれているため、セキュリティソフトでスキャンしウイルスチェックを行うとより安心です。もし本当に三井住友カードからの重要な連絡であれば、必ずマイページからも確認ができます。メール内のリンクは決してクリックせず、落ち着いてVpassアプリからアクセスしましょう。アプリを利用していない場合は、事前に公式サイトをブックマークしておくことをオススメします。公式サイトリンク:https://www.smbc-card.com/mem/index.jsp三井住友カードの不審なメールが届いた時「注意点」と「対処方法」
怪しいメールが届いた際に気を付ける「注意点」は以下の4つです。- メールを開かない
- メール内のリンク(URL)にアクセスしない
- 添付ファイルをひらかない
- 情報を入力・ログインしない
万が一これらをしてしまった場合の「対処法」についても、注意点と合わせて解説していきます。メールを開かない
怪しいメールは開かずに削除するようにしましょう。本物のメールか見分けがつかない場合には、Vpassアプリからお知らせや利用履歴を確認し判断します。また「三井住友カードに登録していないアドレスに送られてきた」場合は100%偽のメールですので、こちらもすぐに削除できます。メールを開いてしまったら
- セキュリティソフトでスキャンしウイルスチェックを行う
- Vpassアプリからお知らせや利用履歴を確認する
うっかりメールを開いてしまった場合でも、おおむね大丈夫です。慌てずにウイルスチェックを行いましょう。メール内のリンク(URL)にアクセスしない
メール内のリンクにはアクセス(クリック、タップ)してはいけません。不正サイトは本物そっくりに作られており、見た目で判断できない場合があります。アクセスしただけでウイルスに感染する可能性があるため、サイトを表示させないようにしましょう。リンク(URL)にアクセスしてしまったら
- セキュリティソフトでスキャンしウイルスチェックを行う
- Vpassアプリからお知らせや利用履歴を確認する
添付ファイルをひらかない
添付ファイルには、ネットワークを介して感染を広げるウイルスが仕込まれていることがあります。ウイルスにかかると勝手にデータの送受信を行われる危険性があるため、添付ファイルのダウンロードと展開は行わないようにしましょう。添付ファイルを開いてしまったら
- ネットワーク接続を切る(LANケーブルを抜く、Wi-FiをOFF)
- セキュリティソフトでスキャンしウイルスチェックを行う
- Vpassアプリからお知らせや利用履歴を確認する
まず最初にネットワーク接続を切ることで、ウイルスの感染が外部へ広がるのを防ぎます。情報を入力・ログインしない
メールからアクセスしたwebサイトに、カード番号やパスワードなどといった情報は絶対に入力してはいけません。迷惑メールは偽のサイトへ誘導することで、IDやパスワードといった個人情報を盗み出そうとします。その情報を元に本人になりすまし、カードを不正利用される危険性があります。情報を入力・ログインしてしまったら
- 本物のサイトからパスワードを変更する
- カードの停止手続きを行う
情報を入力しログイン(送信)してしまった場合、カードの不正利用をされる可能性が高いとても危険な状態です。また、正しい暗証番号を入力した不正利用の場合は補償がされません。そのため公式サイトでは「カード紛失・盗難」時と同じように、利用停止と再発行の手続きが推奨されています。三井住友カード:
よくあるご質問「不審なサイトにカード番号を入力してしまいました。どうしたらいいですか?」三井住友カード公式アプリ「Vpass」の利用がセキュリティ対策になる!
不審なメールが届いた場合に限らず、クレジットカードを不正利用される危険性は常にあります。三井住友カードでは万が一不正利用された場合、利用停止手続きから60日前までの利用について補償されます。さらにカードの利用停止、不正な利用の調査依頼、カードの再発行は、すべてVpassアプリで手続きが可能です。不正利用に早く気づくことが大切なセキュリティ対策となるため、クレジットカードの利用確認は小まめに行いましょう。三井住友カード:カードの不正利用に対する保障制度について
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